マイスター通信 #004 2008年11月07日(金)

■ 災難か不幸中の幸いか?

キーがロックの状態から回らなくなったK1200Sの入庫です。
しばらくぶりに乗ろうとキーを差し込んでも、回すことができないと
のことです。 ここが壊れることは記憶にないので、ピッキングを疑
いました。 キーシリンダーだけを抜き出すのは簡単なのですが、
キーがON状態でないと抜けないばかりか、トップブリッジを外す
こともできない構造です。  仕方なく破壊する事にしましたが、
異常に頑丈なのでなかなか壊れてくれません。

最悪なことに、途中でドリルの歯が折れて食い込んでしまいまし
たが、四苦八苦しているうちにロックを外すことができました。
ところが、破壊の工程でこんなモノが出てきました。

どうやらピッキングしようとして道具が折れてしまい、そのまま逃
走したようです。 ご丁寧にちゃんとカバーを掛け直して犯行を隠
蔽していました。 警戒されるからでしょう。 おおがかりなグルー
プならハンドルロックしていようがU字ロックしていようが、一瞬で
持っていかれてしまいます。 みなさん、盗難は他人ごとではあり
ません。 強固なロックやアラーム等、自己防衛をお忘れ無く。




■ 交換か修繕か・・・

 
 ● 悪質ないたずらでバイクを倒され、カウルが割れてしまったF800Sが入庫しました。 
 あちこち割れたり削れたりしていますが、バラバラにはなっていません。
 普通ならカウル交換ですが、出入りの塗装屋さんとともに修理を試みます。
 
 
 ● カウルの中のエアボックスが割れてグラグラになっています。 外から見えにくい場所なので、エポ
 キシ接着剤で補修してタイラップで補強します。 直しやすい場所は瞬間接着剤で貼り付けます。

 完成です。 新品交換の1/4のコストで修理できました。




掲載日:2008年11月07日 ライター: 田中 健次