マイスター通信 #002 2007年6月13日(木)

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G650系はエンデューロマシンのXチャレンジがベースとなっています。意図的に車高(ロードクリアランス)が高く、ステップとシートの距離も(スタンディングしやすいように)大きくとってあります。

Xカントリーはロード寄りのバイクなので、車高が低められシートウレタンも薄くなっていますが、シート高は870ミリもあります。特にF650GSが低かったのでなおさら高く感じます。 実際の足着きはサスのセッティング
・ライダーの股下長・体重 ・骨盤の幅・太股の太さ等が影響しますが「もうちょっと下げたい」ことには間違いありません。低ければ低いほどいいとは思いませんが、Xカントリーの足着きの改善を試みることにしました。


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オプションの20ミリ低いローシートという手もありますが、まずは標準シートの加工を試してみましょう。いわゆるアンコ抜きです。端が斜めにカットされているのは良いのですが、平面部分の幅がちょっと広い感じです。厚さだけを削ると乗り心地が悪くなるばかりか、足が開いてかえって足つきが悪くなります。あえて高さを削らず、ウレタンの形状を整えてスリム化することにします。

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出来上がりです。本当はウレタンから作成したかったのですが、コストの都合でノーマルベースです。 表皮は新たに作成かと思いましたが、シート屋さんの工夫によってノーマルベースでいけました。座る部分はそのままですが、ノーマルより角が落ちているのがおわかりいただけるはずです。 並べてみると一目瞭然です。もうちょっと削れますが余裕を残しておきました






身長168cm体重65キロの小原営業マンにまたがってもらいましょう。ノーマルではヒザは伸びきって両足ツンツンです。スリムシートではヒザに若干余裕ができました。見た目には劇的な変化はありませんが、心理的にはかなり違うようです。


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まず、プリロードをめいっぱいに緩めました。元々あまり締めこんでいなかったので車高の変化はほとんどありません。


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ライダーがまたがり、前後それぞれ適当な位置の高さを測っておきます。

G650XカントリーとXモトのリヤショックユニットは、エンドアイが調整式の別部品になっています。ロックナットがガチガチに締まっているうえに、周りが狭いので結構苦労しましたが、なんとか緩めて本体を回してめいっぱい縮めました。ダンパーは標準位置ですが、ライダーの体重次第ではダンパーのみ締めこんだほうがいいでしょう。


後輪軸上の実測でリヤの車高は30ミリ落ちました。
しかし後ろ下がりのバイクは、怖くて乗れたモノではありません。

合わせてフロントサスの調整です。安直ですが、リヤと同じく実測で30ミリ落ちるようフォークの突き出しを調整しました。これで車体は水平になりました。

おさらいしてみましょう。これがノーマル。

スリムシート装着。あまり変わらないように見えますが、心理的に全然ちがうそうです。

ノーマルシート装着、サスセッティングでローダウンのみの状態です。スリムシートのみとあまり変わりません。リヤタイヤとフェンダーの隙間に注目!

最後にスリムシート+ローダウン。ノーマルとは全然違います!ライダーがもう少し重ければベタ着きです。




この状態では、片足なら余裕でベタ着きです。

あとはテスト走行しながら、ライダーの体重に合わせてプリロードとダンパーを調整していきます。これよりもさらに下げたいのなら、ショックユニットの本格的な改造(短いスプリングの制作など)が必要です。

このローダウンXカントリーはショールームに展示中なので、ノーマルとの比較もできます。
ローコストでローダウン。一度お試しください。